プロは金価格の行方をどのように予想しているのか

金投資には、プロの思考回路と行動を知り 個人の強みを生かした投資をしよう!

プロが金価格を見る際の勘所をお伝えしよう

ここではプロが金価格を見る際の勘所をお伝えしよう。

 

まず、金価格の上昇がバブルかどうかを判定する基準としては次の3つがある。@ニューヨーク(NY)金先物取引市場の取組残高A金ETF残高B「ドバイ渡し金価格」の割引プレミアム

金のイメージ図

 

NY金先物残高で相場の状況を見る

このうち「NY金先物残高大下のグラフ参照」は、毎週金曜日に米商品先物取引委員会が発表するもので、投機家のポジションについてロング(買い持ち)とショート(売り持ち)の両方を開示する。双方の差から、相場で買いと売りのどちらが優勢かを知ることができる。

 

02年以来、一貫して「買い越し」の状態が続いているのに加え、買い越しが急激な増減を繰り返しているのが分かる。買い越し残高の急増は短期投機筋のポジションが買い超過となり、その持ち高の「手仕舞い売り」が出やすい地合いであることを示している。

 

最近では、その水準が800トン近くになると、集中的に売られる可能性が高まり、500トン程度まで減ると地合いが軽くなって新規買いが入りやすくなる傾向がある。次に、プロが中長期的なトレントを見極めるために日常的に見ている指標が、金ETF残高(下グラフ参照)とドバイ渡し金価格である。

 

金価格チャート

株式市場と為替相場の行方を左右するポイント

日経平均は10000円の攻防となろう。昨日19日の欧州市場は、21日に開催されるユーロ圏の首脳会議で債務問題に関する進展があるとの期待から銀行やハイテク株主導で上昇。米国については、債務上限の引き上げ問題でオバマ大統領が赤字削減の上院案を支持する考えを表明したことが好感された。また、主要企業の決算発表が本格化するなか、IBMの予想を上回る決算内容が好感された。

 

ただし、225先物は昨日から午前3時までのナイトセッションを開始している。そのため欧米市場の流れを織り込む格好で上昇しており、終値は9980円(シカゴ日経225先物の清算値9995円)である。銀行、ハイテク株主導によるオープニング・ギャップからのスタートとなり、日経平均は上昇して始まることになろうが、買い一巡後は膠着感が強まる可能性がありそうだ。

 

とはいえ、取引終了後に決算を発表したアップルは、事前予想を上回る内容が材料視され、時間外取引で上昇している。今晩の米国市場へのアップル効果を織り込むようだと、日経平均の10000円突破の可能性はありそうだ。直近では10000円が上値抵抗となってテクニカル面は悪化傾向にあるため、保ち合いを上放れる展開に期待したいところである。

 

為替相場ではドル円が80円台をなかなか回復しない。テクニカル的には76円の下値を再度試す展開になることが予想される。そのタイミングは8月1日のFXレバレッジ規制が考えられるであろう。

東京外国為替市場(FX)序盤、米連邦債務の上限引き上げ問題をめぐる協議が難航していること等を受けて米ドル売りが優勢。ドル円は一時79円台を割り込み78円99銭へ下落する一方、ユーロドルは1.40ドル台後半から1.41ドル台前半へ上昇した。仲値公示にかけて東京市場が連休明けであることから本邦輸入企業等から米ドル買い注文が入り、ドル円は79円台前半へ反発した。ドル/円の上げを受け、クロス円も総じて堅調に推移した。ユーロ圏の銀行へのストレステストでクレジットリスクが台頭している。FX投資家には注意が必要。ますます金価格に注目があつまる。